こちらは大阪府豊中市で遺品整理の依頼を受けた客様のケースです。遺品整理を行う方誰もが同じようになってしまう事は大いにあるでしょう。大好きな父が住んでいたアパートを⽚づけられないでいる遺族さんの遺品整理のお話です。どうぞご覧ください。

豊中市の実家の遺品整理、思い出が片付けれない

依頼主「父親の住んでいたアパートの遺品整理を考えておりまして、⾒ 積もりをして欲しいのですが・・。」

私「では、早速なのですがいつ頃現地見積もりにお伺いしてもよろしいですか？」

とすんなり話が進むような依頼を未だ覚えています。そして、さっそく⾒積もりの⽇を決めていただき、当⽇、豊中市内のアパートに遺品整理見積もりのための現調へむかいました。

故人のお住いはは２ＤＫで、 アパートの前の道路は道幅がちょっと狭い車道です。遺品整理の車両を⽌めて待っていられるスペースがなくアパートから少し先(30ｍ)の車道に⽌めておくしかない状況です。こうゆうケースは荷物を運ぶ人員が必要となるので人件費が少し上がってしまいます。

単身の⽅が２ＤＫ・２ＬＤＫ程の住まいの遺品整理の場合ですと、およそ２０〜３０万円くらいが通常の遺品整理のみの相場となります。

今回は部屋の中で仕分け・整頓・整理作業をするスタッフ２名と荷物の運ぶ専門のスタッフ１名の計３名で、費⽤は24万円弱という⾒積もりを遺品整理費用としてご提示させて いただきました。 そして、それを見て依頼主から思わぬ言葉を聞きました。

依頼主「あの….遺品の整理ってしなければならないんですかね？」

私「そうですね。ご⼀緒にお住まいの⽅がいらっしゃるなら構わないでしょうが、そうでないとすればこのまま家賃毎月毎月かかりますから遺品整理は行った方が良いかと…..」

なんでそんなことを言い出すのか聞くと、⺟親が⼥⼿ひとつで⾃分を育ててくれ、⼤学まで面倒見てくれたとうことで、このアパートが息⼦さんにはとても⼤切な思い出でこのままにしておきたい！ということでした。

実はこの依頼主さんは親のアパートを綺麗に遺品整理してしまうと思い出が消えてしまうのでは？と、ずっと遺品整理ができず、なんと１年７ヶ月もずっとそのまんまにしてこの空間を大事にしていたようです。しかもアパートの家賃はその間払い続けて、毎週アパー トに通いこんでいたようです。

ご本⼈は奥さんとお⼦さんの３⼈暮らしで仕事の関係上兵庫県のマイホームにお住まいとのことでしたが、父親は息子に弱い部分を見せたくないと言うのもあり奥さんが亡くなってからも一人で豊中のお家に住んでいたようです。

こんな思いをするかたも少なくはないのかな？と私は思います。できるなら故人の思い出はそのままそっと置いておきたいものです。最近は⾃分で遺品整理をしていたら時間とお⾦が余分にかかっ た！ から遺品整理業者に依頼したい！親の家を⽚づけたり、事前に家財の整理をしようと思うので手伝って欲しい！と遺品整理業者に依頼する方をたくさん見た中でも同じような思い出遺品整理をしていた人もいるんだろうと強く思いました。

遺品整理業者に依頼する前に費用がすでに加算でいてさらに遺品整理依頼費用がかかる。それでも、今のままこの状況を続けていても仕方ありません。思い出は大事なものですが、その思い出が残された家族の負担になっていては故人はいつまでたっても報われない….そのことを依頼主に話、もう一度、遺品整理をすることを検討するようお話しました。

すでにこれだけでも、相当な費用がかかっていてこのままだと経費もリスクも伴いますよね。一人でかたずけるのもかなり一苦労です。まず大人２人でも結構時間がかかりそうだと思います。その点は依頼主さんもよくよく考えて理解したようで見積もりから一週間後に依頼のお返事をいただきました。

頼めば費用はかかりますが、その分空いた時間に故人の為に家族の為に何ができるのか？頼むことにより何が軽減されるのか？トータル面で考える為にも遺品整理専門業者への相談や無料訪問の⾒積もりをとってじっくり結論を出せばいいのではないかと思います。 ⾃分で遺品整理を行うと結果的に⾼くついてしまtたり非効率の可能性があるということは考えておいたほうがよいでしょう。