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本日は阿倍野区のマンションにて特殊清掃を行いました。
こんばんは、弊社テゴットにて特殊清掃を担当しています『大西』です。
本日は阿倍野区のマンションにて特殊清掃を行いました。
阿倍野区に住まわれていた身寄りのない伯父が他界し、
数ヶ月経過してから発見され、その連絡が姪の私に連絡が入りました。
とご依頼者様はおっしゃられていました。
伯父様は未婚で、妹のお母様のところに連絡が入ったそうです。
お母様は他府県にお住まいで、すぐに行くことができないとのことで
幸か不幸か、近くにすんでいた今回のご依頼者様が対処することになったそうです。
管理人から鍵を預かり、中に入ろうとした瞬間、今までに嗅いだことのない異臭が鼻の中に一気に入ってきたそうです。
思わずドアを締め、頭の中を整理しました。
これが腐乱臭なのだと思ったそうです。
それから、なかなか中に入ることができなかったと言います。
どれくらい時間がたったのか、中に入ることを決心したのは夕方になっていたそうで。
鼻にハンカチをあて意を決して中にはいったそうです。
電気をつけて、辺りをみわたすと荷物等の乱れはほとんどなかったと言います。
ただ、次の瞬間、おぞましい光景を目の当たりにしたのだと言います。
奥の和室の床一面に体液がついており、害虫も蠢いていたといいます。
それを見た瞬間、吐き気をもよおし、すぐ外へ飛び出したのだと言います。
そこから中へは二度と入れなかったといいます。
それから、どうすればいいのか?片付けてくれる業者はいないのか?
頭でなんどもなんども考えたそうです。
そんな中、ふと弊社テゴットのチラシの事が頭に浮かんだそうです。
確か、数日前に特殊清掃と書かれたチラシが投函されていたと・・・。
慌ててうちに帰り、チラシを手に取り、弊社テゴットに連絡したのだそうです。
その時の言葉は今でもはっきり覚えています。
天王寺区のマンションなのですが伯父が亡くなりその部屋の不用品を回収してほしいと、
ただ異臭がひどいので、私自身中に入れないのですがそれでも対応してもらえますか?
ということでした。
すぐに、現場に駆け付けお見積りを差し上げました。
まず、部屋の前で手を合わし、お客様の伯父様のご冥福をお祈りいたしまた。
そして、一呼吸おいて中に入りました。
何度嗅いでも、この臭いだけは慣れませんね・・・。
一通り拝見して、お見積り差し上げるとすぐその場でご契約いただきました。
お見積り時の礼儀作法や丁寧な説明、
そしてなにより安心明朗会計な低料金が決め手になったそうです。
まだ、近所には状況が知れ渡ってないようなので、臭いなどで気付かれるまえに
早く処理してほしいとのことでした。
早速、翌日より作業を開始させていただきました。
部屋に入る前、作業員一同 手を合わし作業を開始致しました。
まず、部屋一面にアルコールを散布し、初期消毒をいたしました。
その後、部屋の中にある荷物をすべて回収させていただきました。
体液の着いた床(畳)も全て回収させていただきました。
幸い亡くなられた時期が冬ということもあり、体液は畳より下へは浸透しておらず、
畳を回収するだけで済みました。
畳を通りこしその下まで体液が浸透している場合は床を剥がし大がかりなリフォームが必要でした。
荷物の搬出自体は3名で3時間ほどで終わりした。
脱臭については経過を見させていただくということで
作業終了後、オゾン脱臭機を設置させていただきました。
定期的に臭いをかいで経過をみました。
約3日程度で臭いがとれました。
その後、お客様に連絡し、お部屋の臭いを確認していただきました。
お客様も当初は絶望的なお顔をしておられましたが、
今日はすがすがしいにこやかなお顔をしておられました。
最後に新しい畳を設置させていただき、すべての作業が終了となりました。
特殊清掃は我々にとって精神的、肉体的にもダメージの大きい仕事ですが、
そうであるが故に、我々がやらなければならないのだと自負して頑張っております。
そして今日のようなお客様のにこやかなお顔を拝見する度に、今後の作業の糧としていきたいと思うのであります。
【作業報告】
作業現場:阿倍野区
荷物搬出:4名 3時間
機械消臭:約3日