遺品整理は準備を揃えて取り掛かる事をオススメします。

遺品整理は家族の大事なお悔やみの気持ちを実体化する作業となります

家族が亡くなった後、遺族はさまざまなことをしなければいけません。
お葬式の準備や知人や親戚の方々への連絡、故人の財産の把握と整理、お役所への各種手続きが必要です。
そして時間がある程度経過してくると、今度は遺品整理のお仕事が待っています。
最近は「終活」が高齢者の間で流行っており、亡くなる随分と前に自分の荷物や財産等を整理なさる方々の姿が目立ってきました。
しかし終活関連のセミナーや雑誌の特集が始まったのは、ここ最近のことです。
またすべての年配の方が実践しているわけではなく、現実には大量の私物と家財道具を整理しないまま、死去する方が珍しくありません。

速やかに作業するためには

遺品整理を円滑に進めるためには下準備が必要です。
まずは家族会議を開き、いつまでに作業を完了させるか話し合いましょう。
期間を設定することで、家族がスケジュールを調整して、協力しやすい環境が整います。
また期間が未定のままだと、モチベーションがいまいち上がらないのも事実でしょう。
たとえば次のお盆までに整理する、といったように期間を区切ることで、皆の意欲が上がり、逆算する形で作業の日や担当者や役割を決めていけます。

遺品整理に必要な道具をあらかじめ用意しておきたい

次に遺品整理に必要なものはホームセンターやネットショッピングで事前にまとめて用意しておきたいところです。
大量のゴミ袋や梱包用の段ボール箱、不要品を運び出すための台車や紐や梱包用のロープなどがあると重宝します。
遺族の方の私物が大量に山積したお部屋の場合、ケガや事故のリスクがありますので、自宅の中とはいえ念のためにヘルメットや作業用手袋、懐中電灯や安全ゴーグルなどがあったほうがよいでしょう。
大量の書籍や衣類が山積したお部屋の場合、ホコリやカビなどが見えないところで発生しているかもしれません。
マスクや手袋があれば衛生的に作業できます。

具体的な遺品整理のプロセスについて

まずはお部屋や物置に入り、不用品と大事なものの2種類に仕分けていきます。
まだ使える家具や家電、貴重品や思い出の品などはピックアップして大切に保管しましょう。
次のプロセスですが、不用品に仕分けたものをさらに細かく仕分けします。
粗大ゴミや紙ごみ、リサイクルゴミなど自治体によって微妙に区分は異なりますが、同じ不用品でも種類や素材によって捨て方が変わるので、仕分け作業は必須です。
普通に近くのゴミ捨て場に捨てられるものは家族で分担して梱包・運搬しましょう。
粗大ゴミなどは別途自治体に相談して有料で回収してもらう必要があります。